化粧品OEMにかかる費用

化粧品の製造をする際の費用は?

化粧品OEMメーカーに製造を依頼する際一番気になるのは「コスト」これがどれくらいかかるのか?正直気になる所ですよね。商品ごとに費用は細かく違ってくるのですが 想像以上に高額な見積りだったり、費用を削り過ぎて思っていたものと全く違う商品になったりと、そんな失敗をしない為にコストは重要なポイントです。

本章では費用に関してわかりやすく紹介させて頂きます。ここで説明する費用とコストの知識をおさえておけばOEMメーカーとの商談もスムーズになります。

「費用とロットの目安」大規模OEMは小ロット対応が難しい。

ここでは「ロットと費用の目安」を説明します。OEMはロットが大きくなればなる程価格が安くなる事は周知されていますが、ロット数量の目安の標準としては。

ロット:1,000、2,000、3,000、5,000、1万、2万、3万、5万 がロット数量の標準=価格が変わる区切りとなります

ロットにより印刷色、シールなどの装飾が出来る出来ないが変わって来ますので、注意が必要になります。小ロット対応の化粧品OEMメーカーも沢山ありますがロット1,000位だと「ラベルのみ」「希望の容器が仕様出来ない」等、仕様がかなり制限されるので注意が必要です。

価格のバランスが取れ、着色が出来たりとイメージ通りの形になりやすいのがロット3,000本からだと覚えてください。チューブだと5,000本が基準になる場合が多く、全体的に価格が大きく下がって来るのはロット1万からです

OEMメーカーの「最低ロット」とは容器のロットが基準になります。ロット1,000でも1万でも開発費用、工場の人件費、調合する作業費、申請費用は同じなので、ロットが少ないほ見積価格が高くなります。大手のOEMメーカーが「小ロット化粧品はやらない」理由として、人件費、設備投資も多く費用対効果としてマイナスになってしまう事があげられます。※小ロットとは1万本以下の事を指す場合が多い。


化粧品OEMメーカーによって見積価格が違う例として「ヘアケア専門だとヘアケアに使う原料を多く仕入れているから安い。」「スキンケア専門だとスキンケア原料を多く仕入れているから安い。」工場によって得意、不得意の違いがある事も影響します。

又商品によって容量が違うのでここも注意が必要です。シャンプーだと500mL、化粧水100mL、美容液20mlと同じロットでも作る量が変わるのでここもコストに影響する部分です。化粧品OEMメーカーのA社は大きい釜をもっているので、シャンプーを一気に作れて安くなる、B社は小さい釜で色んな種類のスキンケアが効率よく出来る、と設備上の特徴もあります。ロット価格参考として↓

参考例:美容液ロット1,000本=850円3,000本=700円 5,000本=600円 ※処方・原料・仕様により変動します。

参考例:シャンプー:ロット1万以下はNG ロット1万=450円 ロット3万=450円 ロット5万=400円 ※処方・原料・仕様により変動します。

どんな費用がかかるのか?

化粧品は中身としてはエキスやベースの組み合わせ。外身は容器、化粧箱の組み合わせによって価格が変わってきます。ではどんな費用がかかるのか、見落としがちな部分も含めて説明して行きます。

参考:「化粧水」=処方+容器本体+中栓+キャッ+化粧箱又はアテンションシール+シュリンク


費用として大きく変化するのは「資材:容器、化粧箱」です。同じロットでもシンプルな容器と豪華な容器、ワンタッチキャップとスクリューキャップ、金色のスタンプ、キャップを銀色にしたい、ラメを入れたいetc・・・ 希望が多い=コストアップにつながるので、あらかじめ具体的にどんな「仕様」にしたいのか決めておくのがベストです。商品単価の見積に含まれている主な費用参考として

  1. 容器=メーカーから支給する事も可能です。
  2. 化粧箱=メーカーから支給する事も可能です。
  3. バルク=特殊な原料は支給する事も可能です。
  4. 調合充填加工費=工場での作業代です。
  5. シュリンク代
  6. バージンシール

忘れがちな費用として下記「初期費用」があります。※ケースバイケースなのでご注意下さい。

  1. 容器版代=容器に直接印刷する方法「シルク印刷」の場合1色ごとに版代がかかります。例:1版20,000円
  2. ラベル版代=容器にラベルを張る場合、枚数によって価格差が出ます。例:1版5,000円
  3. ラベル木型代=ラベルを容器の形や希望の形に作成する費用です。例:1型10,000万円
  4. 化粧箱版代=例:1版20,000万円 
  5. 化粧箱木型代=例:1型3万円
  6. その他:外箱木型代、外箱版代、内箱木型代、内箱版代がかかってきます。
  7. 運賃=見積込みの場合が多い

OEMメーカーによっては容器や化粧箱をコーディネートする担当がいない場合もあり。「容器はメーカーさん支給でお願いします」と言ってくる場合もあります。化粧品OEMメーカーに製造をお願いする時は、この確認も忘れない様にしましょう。

まとめ 「費用を具体的に確認」

  1. 最初にロットと仕様をOEMに相談してみましょう。

  2. 「販売価格は、納品希望単価」を具体的伝えると化粧品OEMメーカーがより対応しやすくなります。

  3. 初期費用を忘れずに。

  4. OEMメーカーによっては「資材(容器・化粧箱)支給」での製造のみ受ける場合もあるので事前確認を。

  5. 大手OEMは設備や稼働率の事情から小ロット対応が出来ない場合が多い

参考記事:「化粧品OEM 商品化までの進め方」https://cosme-expo.com/how-to-oemproduct

参考記事:「後悔しないOEMの選び方」https://cosme-expo.com/oem-choice

参考記事:「【ODM】とは?(OEMとの違い)」https://cosme-expo.com/what-is-oem

参考記事:「化粧品・コスメの広告表現OK・NG(薬機法)」https://cosme-expo.com/advertising-expression-cosme

参考記事:「化粧品・コスメの不当な表示の禁止(景品表示法)」https://cosme-expo.com/keihinhyouzihou-cosme

おすすすめの「化粧品OEMメーカー」ランキングはこちらhttp://cosme-expo.com/ranking

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